直方商店街から発信!!筑豊のコミュニティFM ㈱つなぐほーむ 岩尾一豊さん

直方商店街から発信!!筑豊のコミュニティFM

人と地域を“つないで むすんで まちづくり” ㈱つなぐほーむ 岩尾一豊さん

こんにちは、まちかどテラス編集部です。今回お話しをお伺いするのは4年前に直方の古町商店街に開設されたラジオ放送のサテライトスタジオを運営している株式会社つなぐほーむ代表取締役社長岩尾一豊さんにご登場頂きます。

直方の商店街にFMスタジオが
直方の商店街にFMスタジオが

― 「ちくほうひとダイヤ」放送200回、お疲れ様でした。放送200回を節目に番組は一旦終了ということで今後の展開が気になるところですが、そもそもなぜラジオを放送しようと思ったのですか?

― 当初弊社は直方市にて介護事業を行う予定で、県内の色々な介護施設を見学していました。その中の一つにラジオスタジオが併設された介護施設がありました。そこは施設からラジオ放送することで、出演者や関係者、その家族等が必然的に集まる“場”になっていました。
ラジオ放送するという事も面白そうですし、この取組みそのものが弊社つなぐほーむのヴィジョンに沿った取組になると思ったのがきっかけです。

― なるほど。ラジオと会社のヴィジョンがマッチしたんですね。

― そうですね。「人々が集う“場”を創造し、地域やひとを“つなぐ”」ことによって「まちづくり」に貢献していくことを、弊社は理念としていますので、ラジオというツールは非常に有益だと感じ、北九州市若松区のコミュニティFM放送局Air Station Hibiki(エアーステーションひびき、以下:エアひび)に相談しまして、2013年から「ちくほうひとダイヤ」の前身番組「のおがたひとダイヤ」を放送させて頂く事になりました。

― いきなり冠番組を持たれたのですね(笑)

― もう勢いだけでしたね(笑) 勢いだけだったので、第1回目の放送はゲストの方もいなくて、見ず知らずの土地である若松区のエアひび本社スタジオにて、仕事の事とか家族のことなどを延々と私一人が1時間ただしゃべるだけという、今すぐにでも記憶から消し去りたい放送でした(笑)
番組そのものはゲストの方の事業や取り組みなどについてお話してもらうという構成ですが、最初の頃はゲストがとぎれてしまう時期が来るかな~と思っていたのですが、出演して頂いた方が次のゲストを紹介して頂いたりして、おかげさまでゲスト選びで頭を悩ませることはありませんでした。

― その後、直方の商店街にスタジオを構えて放送するようになった経緯は?

― ラジオ番組を持つことで、先ほど述べた弊社の理念である「“ひと”と“ひと”」はつながってきたのですが、直方に「人々が集う“場”を創造すること」さらに「地域」につなげなければ、と考えるようになりました。直方の方にゲストとしてご出演頂くのに、スタジオがある若松までわざわざ来て頂いてたので。
もともと弊社所有の空き物件が商店街内にあったので、この物件を使って放送できないかな~、と考えていたところ『とある企業さんが、ラジオ放送に必要な機材一式持っていて、使ってないみたいですから、相談したら譲ってくれるかもですよ~』と、以前ラジオに出演して頂いた直方商工会議所の河野くんが教えてくれて。その企業さんに相談したところ、快く譲って頂いて、2015年2月に開設できたという経緯です。

直方にFMスタジオを開設するキーマンとなった直方商工会議所の河野さんと
直方にFMスタジオを開設するキーマンとなった直方商工会議所の河野さんと

― これまで放送していて、印象に残っているようなことはありましたか?

― 私自身、特段ラジオを聴くことが好きだったというわけではなのですが(笑)、放送のたびにご出演頂いた皆さんが楽しかったと喜んで帰ってもらえることが、やってよかったな~と思える瞬間です。

― 最後に今後に関しての展望をお聞かせ下さい

― 今までは、若松区の放送局の放送枠で番組を放送しており、聴収エリアはどうしても北九州市に限られ、直方ではインターネットとスマホのアプリでしか聞くことができませんでした。それを直方でも聴けるように現在関係各所との調整を行っています。
まずは、直方でも放送が聴けるようになること、そしてこのスタジオ内で完結するだけでなくゲストの方たちが取り組んでいることをサポートしていけたらと考えています。

―非常に素敵な話有り難うございました。

まとめ
今年の5月にいよいよコミュニティFM「ちょっくらじお」が開設され、直方市でも聴収できるようになります。情報発信だけでなく、直鞍エリアの各自治体とも提携し、防災としての機能も検討されているとのこと。今後の活躍に期待です。